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サカナネックレス
\24,150 with tax
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ジュエリー職人にとって魚≠ヘ欠かせない存在です。
生きている、あの魚のことではありません。
日々の制作で使うヤスリには魚≠フ刻印が打たれているのです。
国内外のメーカー問わず、ぼくの知っているヤスリにはみな魚≠フ打刻がなされています。
商標なのか、他に理由があるのか。
ジュエリー作りを習っていた学校の先生にも聞きましたが、わからないままでした。
なので魚というモチーフは昔から心のどこかに引っかかっていました。
その魚を作ってやろう。
大枠のデザインは、すんなり決まりました。
けれど頭の中のイメージが泳ぎだすまで、長い時間が必要でした。
魚をそのまま作ることは容易にできます。
けれどそれでは「ぼくの魚」にはならないのです。
魚について、たくさん考えました。
考えることを餌に、頭の中に住みはじめた「ぼくの魚」を釣りあげてやろうと思ったのです。
時間はかかりましたが、「ぼくの魚」は餌に食いつきました。
光明のときを逃がさず一気に手を動かしました。
そうしてこの作品、サカナネックレスは生まれたのです。
サカナは「ぼくの魚」です。
目はまんまるではなくアーモンド型、ウロコもよく見ると魚とは違います。
エラやヒレも同様に、魚ではなくサカナの在り方をしています。
子どものころ、ぼくは生の魚が食べられませんでした。
焼いたり煮たりしたものも、カシラがついていると食べられません。
生きている姿を思うと、口にできなかったのです。
肉も同じ理由で、あまり好きではありませんでした。
おとなになったいまは、肉も魚も、美味しく食べることができます。
生きることは美しいとは限らず、他の命を食べることも必然として受けいれることができるようになりました。
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